サイバー攻撃検知ビッグデータの活用による保険商品および関連ソリューションの開発に向け共同研究を開始

2020年6月7日
報道関係者各位 2020年6月10日 サイバーセキュリティクラウド、損保ジャパン、 SOMPOリスク、FA サイバー攻撃検知ビッグデータの活用による保険商品 および関連ソリューションの開発に向け共同研究を開始 株式会社サイバーセキュリティクラウド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大野 暉、以下「サイバーセキュリティクラウド」)、損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:西澤 敬二、以下「損保ジャパン」)、SOMPOリスクマネジメント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桜井 淳一、以下「SOMPOリスク」)、および株式会社フィナンシャル・エージェンシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:齋藤 正秀、以下「FA」)は、サイバーセキュリティクラウドが展開するクラウド型WAF※1「攻撃遮断くん」や、AIによるAWS(Amazon Web Services) WAFのルール自動運用サービス「WafCharm」から得られるサイバー攻撃検知ビッグデータの活用に向けた共同研究を開始することをお知らせいたします。 アフターコロナの時代において、テレワークの急速な浸透や巣ごもり志向によるオンラインソリューションの需要拡大とともに企業のサイバーリスクが高まることが予想されています。さらに、年々高度化・巧妙化するサイバー攻撃の深刻化などにより、サイバーリスクは企業経営における重大リスクとして位置付けられています。しかし、企業において自社のサイバーリスクを正確に把握できていないことにより、セキュリティ対策が十分ではないケースが多く、適切なセキュリティ対策が喫緊の課題となっています。 そうした中、サイバーセキュリティクラウドでは、国内累計導入社数・サイト数第1位※2のクラウド型WAF「攻撃遮断くん」や、AIによるAWS WAFのルール自動運用サービス「WafCharm」をはじめとしたサービスを提供しています。また、これらのサービスを通じて、企業のWebサイトに対する1.3兆件※3を超えるサイバー攻撃検知ビッグデータ(通信データ、検知データ)を保有しています。 損保ジャパンとSOMPOリスクは、企業活動におけるサイバーリスクに備えるため、サイバーリスクを包括的に補償するサイバー保険およびサイバーセキュリティソリューションを提供しています。 また、保険のDX(Digital Transformation)企業であるFAは、豊富なデジタルマーケティングソリューションによってセキュリティ関連企業の商品・サービスの競争力を高めるサイバー保険を企画開発および共同サービス提供しています。 この度、サイバーセキュリティクラウドが保有する1.3兆件を超えるサイバー攻撃に関するビッグデータの活用により、企業活動を支援する保険商品および関連ソリューションの開発に向けた共同研究を4社で開始する運びとなりました。 蓄積された過去のサイバー攻撃に関するビッグデータの分析により、近年の国内企業を取り巻くサイバーリスクを定量化するとともに、共同研究期間中に新たに取得される攻撃検知データの分析により、アフターコロナ時代のサイバーリスクの傾向をいち早くとらえ、新たな保険商品および関連ソリューションの開発につなげていきます。 今回の取り組みを通じて、アフターコロナ時代における企業活動のサイバーリスク対策を支援します。また、今後もWeb上におけるリスクの啓蒙を行っていくとともに、最適なサービスの開発に向け邁進していきます。 【クラウド型WAF「攻撃遮断くん」について】 https://www.shadan-kun.com/ クラウド型WAF「攻撃遮断くん」は、Webサイト・Webサーバへのサイバー攻撃を可視化・遮断するWebセキュリティサービスです。ディープラーニング(深層学習)を用いた攻撃検知AIエンジン「Cyneural」を活用し、一般的な攻撃の検知はもちろん、未知の攻撃の発見、誤検知の発見を高速に行うとともに、サイバー脅威情報監視チーム「Cyhorus」により、最新の脅威にもいち早く対応します。国内累計導入社数・サイト数第1位※2を獲得し、企業規模を問わずご利用いただいています。 【AWS WAF自動運用サービス「WafCharm(ワフチャーム)」について】 https://www.wafcharm.com/ 「WafCharm」はAIによる「AWS WAF」のルール(シグネチャ)自動運用サービスです。機械学習を用いて最適なWAFルールを自動運用するAIエンジン「WRAO(ラオ)」(特許番号:特許第6375047号)を搭載しています。国内累計導入社数・サイト数第1位※2の実績を持つクラウド型WAF「攻撃遮断くん」で培った1兆件以上のビッグデータを活用し、お客様毎に最適なルールをAWS WAFに自動で適用します。サイバー脅威情報監視チーム「Cyhorus」により最新の脅威にもいち早く対応します。また、国内有数のシグネチャカスタマイズのノウハウをもった開発エンジニアによるサポートも合わせて提供しています。190か国100万以上のAWSユーザーに向けて販売しています。 ※1 WAF(Web Application Firewall)とは、WebサーバやWebサイトをアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃から保護するセキュリティ対策。 ※2 出典:「クラウド型WAFサービス」に関する市場調査(2019年6月16日現在)<ESP総研 調べ>(2019年5月〜2019年6月 調査) ※3 2020年3月末時点のサイバーセキュリティクラウド保有累計ログ数を元に算出。本提携での提供内容は攻撃サマリ、企業の統計情報など。 ※4 出典:Gartner(July 2019)・・・Worldwide Iaas Public Cloud Services Market Share, 2017-2018 (Millions of U.S. Dollars)